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宅建試験過去問チュートリアル |
このディレクトリーでは,過去問をさまざまな角度から分析します。過去問のトポロジーを見ていくことによって,本番の試験のときに正解肢を導くヒントになることを願っています。 |
●過去問の出題形式−正誤問題について -その1- | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
宅建試験は4肢択一ですが,そのうち正誤問題が多数を占めています。今回は,宅建試験での正誤問題はどのくらい出題されていたのか,また,一般的に,正誤問題を作る上で出題者の苦労はどんなものなのか,分析してみましょう。
1) 平成18年・19年宅建試験の出題形式別構成 平成18年,19年宅建試験で見ると,以下のようになっています。 ■平成19年
■平成18年
2) 正誤問題の一般論 正誤問題では,正しい肢は事実または法律的に正しい記述なので,出題者は問題になるもの (すぐ正しいと見破られないようなもの) を見つけるのにテマがかかります。でも,さほど大変ではないでしょう。 それに対して,誤りの肢は自分で作るしかないので,大変です。また,作ったものがいろんな角度から本当に正しくないことを確認するのですから,二重の手間がかかります。 宅建試験では,誰が見てもマチガイだとわかる肢は少なく,巧妙に誤りの肢が作られていることが多いからです。
※肢・・・4肢択一問題では,その中から選べといわれている1〜4の選択肢のことをいいます。 したがって,「正しいものはどれか」という問題を作るほうが,一般的には,「誤っているものはどれか」という問題を作るより3倍テマがかかり,力作が多いということがわかります。 3) 「誤っているものはどれか」で苦労する場合 でも,「誤っているものはどれか」で苦労する場合もあります。それは,正しい肢がカンタンに正しいとわかるものでは消去法ですぐ誤っているものが受験者に分かってしまうからです。 そのため,民法等では,正しいけれども,ちょっと普通の人は知らないようなものをもぐりこませるという手法がとられています。 |
〔補足〕 閲覧者の方より,平成18年・19年以外の年のデータもほしいとのメールをいただきました。 総合的に判断すると,各年度とも,「正しいものはどれか」という問題形式が多いということが分かります。 ●平成17年
●平成16年
●平成15年
●平成14年
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