主任者証取得までの道のり


 当サイトでは,今年も宅建の実務講習対策をメルマガと掲示板で実施します。詳しくは,メルマガをご参照ください。→関連・宅建合格後のQ&A

平成18年実務講習の実施要項 
受講申込期間  第1期
 平成17年12月1日(水)〜平成17年12月17日(金)消印有効
 (スクーリング日程・場所の希望提出)

 第2期
 平成18年12月1日(水)〜平成17年2月18日(月)消印有効
 (スクーリング日程・場所の希望提出)
 申込先 : 不動産流通近代化センター

教材等の送付  第1期
 平成17年1月20日教材発送予定 (視聴覚教材・テキスト・
 修了試験問題・スクーリング受講票・スクーリング日程の確定)

 第2期
 平成17年3月31日発送予定 (視聴覚教材・テキスト・
 修了試験問題・スクーリング受講票・スクーリング日程の確定)

通信講座期間  第1期
 平成18年2月1日〜5月1日 

 第2期
 平成18年4月12日〜7月10日 

スクーリング期間  第1期
 平成18年3月2日〜4月30日  択一式及び記述式の試験

 第2期
 平成18年6月4日〜7月10日  択一式及び記述式の試験

修了証等の送付  

 第1期
 平成18年5月末 修了・未修了結果が送られてくる。

 第2期
 平成18年7月末 修了・未修了結果が送られてくる。

 平成16年の修了率は、97.5%、平成17年の修了率は、98%
平成17年の実務講習からの主な変更点
・「通信課程(修了試験・4肢択一・25問)+スクーリング」という構成になった。〔従来の通信講座・演習問題(提出のみでよかった。)がなくなった。〕

・通信課程・修了試験(25問中20問以上の正解が必要。)

・スクーリングで平成15年〜16年の記述式問題(売買契約書・重要事項説明書)のみから、択一式(30問)及び記述式の試験(70問)〕に変わった。(80点以上の正解が必要。)

 → 不動産流通近代化センター
 APP さん
 

2000年12月5日、念願の宅地建物主任者証を手にしました。
一年前の今頃、実務講習の申し込みをしてから約一年、長い道のりでした。
私が宅建試験に合格したのは5年前です。
おそまきながら昨年末、登録及び主任者証をとることにしました。

@1999年12月24日 実務講習を申し込む。→ 不動産流通近代化センター

ご存じの通り実務講習の申し込み受付は年に1回なのでこれを逃すと一年待たなければい
けません。また、早めに申し込まないと、希望の日時の講習会を受けられません。私の場
合ぎりぎりに申し込んだ為、第3希望日にも漏れてしまい、センターの方で勝手に指定さ
れてしまい、困りました。

■実務講習代

50,000円

+ 振込代等

?A2000年1月下旬 実務講習のテキストを宅急便で受け取る。
  宅急便で大量のテキスト(厚さ約15cm)が送られてきて、目がくらむ。結局、事前に
  一度もテキストは開かなかった。前述したように、第3希望日にもならなかったので、講
  習会日時変更を近代化センターに電話したところ、『講習会に空きがでたら、変更可能。
  但し変更は一回だけしか認められません』とのことだった。その後、2・3日おきに電話
  でキャンセル状況を聞いて、やっと講習会日付を希望日に変更してもらいました。

?B3月下旬 3日間のスクーリング(実務講習の第一段階)を受ける
  毎朝入場時に受講票を渡し、入場する。受講票がないと入場できません。初日、私の前に
  並んでいた女の子が『受講票を忘れた!!』と泣きそうになっていました。その子は受付
  で係員の人に説明し、何か書類を書かされていました。それでなんとか仮受講できたみた
  いです。
  五百席(?)の特設ホールの会場はほぼ満員で、空席は10個もありません。ほぼ100%
  の出席率です。そりゃそうですよね、欠席すると1年棒に振り、5万円もパーですから。
  会場の狭くて堅いイスに丸々3日間座りぱなしのため、腰が痛くなります。よくよく思い
  出してみたら机はありませんでした。休憩時間のロビーは腰痛体操の花盛り。少しでも足
  を伸ばせる席をとることが、このスクーリングの最重要課題なので、開場時間前に並び、
  通路側や前に余裕のある席をとる事をお勧めします。事実、2日目・3日目の方が会場前
  に並ぶ人の数は多くなりました。
  それから驚くのは係員の数の多さです。数十人はいます。(人を減らして安くしろよとい
  いたくなります)
  講師はその道のプロばかりで、話慣れており、講義の内容はおもしろい。でも寝てしまう。
  途中で難度か上映されるビデオもドラマ仕立てで、松嶋菜々子や深田恭子はでてきません
  が時々テレビで見かける脇役さんが登場し結構本格的です。おそらく何千万か掛かってい
  るのでしょう。(こんな所で無駄遣いするなよと言いたくなります) でも寝てしまう。
  お昼は1000円くらいの幕の内弁当とパックのお茶が配布されます。
  毎日、最後に小テスト4問(宅建試験とおなじ四択問題形式、試験時間10分)がありま
  す。3日間で合計12問、7問以上正解しないといけない。ただし、小テストは宅建試験
  と違って、ひっかけはなく、やさしい問題ばかりですから多少居眠りしても大丈夫。私の
  場合、3日目の税法等は5年前と違ってたのでちょっと苦戦しました。しかし、1日目・
  2日目のテストでほぼ確実に8点取れますので心配無用です。小テストは夕方の出欠確認
  代わりにという風に考えていいかと思います。また、隣の人と知り合いになれば、狭いの
  で答え合わせも可能です。結論としては、欠席しないでレポートを忘れなければ、これで
  落ちる人はいないという事です。合格後5年間宅建のテキストを一度も開いたことの私で
  も大丈夫でしたから、今年合格した方はノープロブレムでしょう。とはいっても受ける前
  は心配なものです。
  去年は先発隊の方が小テストの内容をNET掲示板にアップしてくれましたので、助かり
  ました。おそらく今年も・・・・。
  2日目朝に記述式レポート用紙(翌朝提出)が配布される。しかし、答えは講習会で丁寧
  に教えてくれます。『ここの記述は○○頁のここを写して下さい』という感じです。従っ
  てレポートというより、転記作業と言った方が適切かもしれません。但し、転記文字数が
  多く2時間はかかりますので、2日目は飲みすぎない様にしてください。それから、翌朝
  このレポートを忘れると受講できません。これは悲劇です。
  とにかく3日間体調を壊さない様、気を付けて下さい。

?C4月20日 通信講座用演習問題(60問)を提出する。
  提出が必須ですが、採点しないらしく、0点でもかまわないらしい。

?D5月11日 総合試験問題(60問)を受け取る。
  総合試験問題と一緒に演習問題の正解とその説明文も送られてきます。いよいよ最終段階
  という感じがしてきます。

?E5月22日 総合試験問題を回答して送付する。
  ここが実務講習の最大の山です。スクーリングは前述したように3日間参加すればほぼO
  Kですが、総合試験問題は問題を受け取ってから提出までの期間が短く、正解率7割以上
  必要だからです。問題のレベルは演習問題と大して変わりませんが、テキストで確認しな
  がら回答するため、土日をつぶす事になります。私の場合、会場で知り合った方とメール
  アドレスを交換し、答え合わせをしました。また、NET掲示板に答えをアップされた方
  がいらっしゃいましたので、非常に助かりました。もしNET掲示板の答えがなかったら
  、7月まで非常に不安だったと思います。なお、自分が何点だったかは教えてくれません。
  これでスクーリング3日間受講、スクーリング内小テスト、スクーリング内レポート提出
  演習問題提出、総合試験問題提出と続いた実務講習はこれで全て完了です。

?F7月上旬 実務講習修了証明書と登録手続き案内書を受け取る。
  「住民票抄本」「身分証明書」「登記されていないことの証明書」等の提出用種類をそろ
  える。いままで「戸籍謄本」をとったり、「住民票抄本」くらいはとったことはありまし
  たが、「身分証明書」をとるなんてなんて初めての経験でした。また、「登記されていな
  いことの証明」も、話では聞いていましたが、初めて法務局に行って発行してもらいまし
  た。まさか手書きの自分の文字がそのまま証明書に使われるとは思いませんでした。

?G7月上旬 登録の申請をする。
  登録申請に出向く。登録審査に40日程度かかると告げられる。欠格事項等の審査のため
  に、身分証明書や登記されていないことの証明書を添付しているのに、何でそんなに時間
  がかかるんだ?お役所仕事だなと思いました。

■登録手数料

37,000円

■証明書、住民抄本

1,500円位

?H8月21日 登録完了通知を受け取る。
  私の場合、ここで一安心してしまい、?Gの申し込みまでに約一ヶ月のブランクが空いてし
  まいました。今年合格した人はここですぐに取引主任者証の交付申請を行えば、1〜2週
  間後に主任者証が交付されるそうです。従って、今年の合格者の方が主任者証を受け取る
  のは、最短で8月下旬となります。

?I9月26日 取引主任者証交付申請及び法定講習受講申し込みを行う。
  法定講習会は満杯状態で12月の受講になってしまう。法定講習なんてすぐに受けられる
  と思っていましたが、ここで思わぬ時間のロスをしてしまいました。

■取引主任者証交付申請手数料 4,500円

■宅地建物取引主任者法定講習 11,000円 (今年合格者は不要)
■写真4枚  1,000円

?J12月5日 法定講習会(9:50〜17:00)受講
  講習会は小規模のスクーリングという雰囲気。内容は不動産取引のトラブル未然防止と法
  改正の説明が主です。
  受講終了後、その場で取引主任者証を受け取る。待望の主任者証と対面。


 以上が私の体験ですが、?Bの実務講習受講、?Gの登録申請手続き及び各種証明書の用意、?Iの取引主任者証交付申請手続き、?Jの法定講習受講等は平日の昼間しかできないものがほとんどですので、会社の理解が必要となります。

 最後に費用について。前述費用を合計すると、なんと10万5千円、この他に雑費 2,000円位(振込料、簡易書留、写真等)交通費3,000円位(実務講習会の出席だけでなく、証明書や住民票を取りに行ったり、登録申請や法定講習会に行ったりで、結構掛かります)と言うことで、約11万円の出費になりました。今年合格した方は法定講習が不要なのでマイナス11,000円となりますが、それでも10万くらい掛かると言うことです。去年の朝日新聞にも取り上げれれてましたが、お手盛りで過剰に膨らんでいます。講習料にしても工夫次第でいくらでも安くできそうですし、他の資格と比べても登録料は高すぎますよね。幸い、私の場合、会社の補助がありましたが、会社によっては自腹のところもたくさんあるみたいです。学生の方は実務講習だけ受けておいて、登録以降の作業は就職してからという手もあります。((但し会社の補助があればの話ですが)
 長い道のりですが、みなさんのご健闘をお祈りします。

実務講習、登録、法定講習のFAQについては、こちらをご覧下さい。→合格後のFAQ


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