Brush Up! 権利の変動篇
無権代理の基本問題
Aが,Bの代理人としてB所有の土地をCに売却する契約を締結した。しかし,BはAに代理権を与えたことはなく,かつ,代理権を与えた旨の表示をしたこともない。この場合,次のそれぞれの記述は,民法の規定によれば,○か×か。(平成9年・問3) |
1.「契約は,B又はCのいずれかが追認したときは,有効となる。」 |
2.「Aは,Bの追認のない間は,契約を取消すことができる。」 |
3.「AがBに対し追認をするかどうか確答すべき旨催告し,Bが確答をしないときは,Bは追認を拒絶したものとみなされる。」 |
4.「Bが追認を拒絶したときは,Aは自ら契約を履行する責任を負うことがある。」 |