宅建試験ガイド・註4 | 需給に関する法令と実務の出題 |
■現在の出題状況
税法その他の「宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること」は、
平成5年からは、住宅金融公庫・景品表示法・統計、この三つが各1問ずつ出題され、
合計3問になっています。
●住宅金融公庫 | ・住宅金融公庫法 |
●景品表示法 | ・不当景品類及び不当表示防止法
・公正競争規約 |
●統計 | ・国土交通省 (建設白書、土地白書、地価公示、新設住宅着工戸数)
・総務省 (住宅土地統計調査) ・財務省 (法人業統計) |
▼参照→1000本ノック税法その他編
■統計の出題
統計の問題が毎年、出題されるようになったのは平成5年以降であり、それまでは、統計の
出題がない年もありました。
■需給での取引実務の出題
「宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること」の問題として、
取引実務に関するものも昭和62年までは出題されていました。しかし、不動産適正取引
推進機構が試験実施団体になった昭和63年からは、まだ出題されておりません。
想像される理由としては、一つには宅建業法の出題分に入れることができること、また、
もう一つには、宅建試験の合格者の受講する実務講習への配慮など、考えられるものは
幾つかあります。
昭和62年までの取引実務の問題では、宅建業法・調査・紛争防止・契約締結時の注意
事項・標準媒介契約書などでの業務処理が出題されており、複合問題とも言えるもの
でした。万一、出題されたとしても、他の分野をよく理解しておけば得点はできるものと
思われます。
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