Brush Up! 権利の変動篇
弁済に関する総合問題 2
AはBに対し金銭債務を負っている。この場合,民法の規定によれば,次の記述の
うち正しいものはどれか。(昭和62年・問11)
1.「Bの承認を受ければ,Aの意思に反する場合であっても,利害関係を有しない第三者Cはこの債務を弁済することができる。」 |
2.「この債務が利息を生ずべきものであるときに,Aの弁済額が元本と利息の合計に不足する場合は,Aが特段の指定をしない限り,まず元本にこれを充当する。」 |
3.「Aのために弁済をなしたAの連帯保証人Dは,Bの承諾なくしてBに代位できるが,これをAに対抗するには,BからAに通知をするか,Aが承諾することが必要である。」 |
4.「Bの代理人と称するEが受取証書を持ってきたので,AはEに対して弁済をした。EはBの代理人ではなく,当該証書は盗まれたものであるとしても,Aの弁済は有効となることがある。」 |