Brush Up! 権利の変動篇

契約解除に関する問題1


 がその所有する土地建物をに売却する契約をと締結したが,その後が資金計画に支障をきたし,が履行の提供をしても,が残代金の支払いをしないため,が契約を解除しようとしている。
 この場合,次のそれぞれの記述は,民法の規定及び判例によれば○か,×か。(平成5年・問7)

1.「は,に対し相当の期間を定めて履行を催告し,その期間内にの履行がないときは,その契約を解除し,あわせて損害賠償の請求をすることができる。」

2.「に対し履行を催告した場合において,その催告期間が不相当に短いときでも,催告のときより起算して客観的に相当の期間を経過して,の履行がないときは,は,改めて催告しなくても,その契約を解除することができる。」

3.「は,に対して契約を解除したときは,その後これを撤回することはできない。」

4.「が,に対し相当の期間を定めて履行を催告した際,あわせて『催告期間内に履行がないときは,改めて解除の意思表示をしなくても,契約を解除する』との意思表示をし,かつ,その期間内にの履行がない場合でも,がその契約を解除するには,改めて解除の意思表示をする必要がある。」


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