Brush Up! 権利の変動篇
契約解除に関する問題3
Aは、Bから土地建物を購入する契約(代金5,000万円、手付300万円、違約金1,000万円)
を、Bと締結し、手付を支払ったが、その後資金計画に支障を来し、残代金を支払うことが
できなくなった。
この場合、次のそれぞれの記述は民法の規定及び判例によれば○か、×か。
1.「『Aのローンが某日までに成立しないとき、契約は解除される』旨の条項がその契約にあり、ローンがその日までに成立しない場合は、Aが解除の意思表示をしなくても、契約は効力を失う。」 |
2.「Aは、Bが履行に着手する前であれば、中間金を支払っていても、手付を放棄して契約を解除し、中間金の返還を求めることができる。」 |
3.「Aの債務不履行を理由に契約が解除された場合、Aは、Bに対し手付金を放棄した上で違約金を支払わなければならない。」 |
4.「Aの債務不履行を理由に契約が解除された場合、Aは、実際の損害金が違約金よりも少なければ、これを立証して、違約金の減額を求めることができる。」 |