Brush Up! 権利の変動編
債務不履行 履行遅滞と解除3
Aが,Bに建物を3,000万円で売却した場合の契約の解除に関する次の記述のうち,民法の規定及び判例によれば,誤っているものはどれか。(平成10年・問8) |
1.「Aが定められた履行期に引渡しをしない場合,Bは,3,000万円の提供をしないで,Aに対して履行の催告をしたうえ契約を解除できる。」 |
2.「Bが建物の引度しを受けて入居したが,2ヵ月経過後契約が解除された場合,Bは,Aに建物の返還とともに,2ヵ月分の使用料相当額を支払う必要がある」 |
3.「Bが代金を支払った後Aが引渡しをしないうちに,Aの過失で建物が焼失した場合,Bは,Aに対し契約を解除して,代金の返還,その利息の支払い,引渡し不能による損害賠償の各請求をすることができる。」 |
4.「特約でBに留保された解除権の行使に期間の定めのない場合,Aが,Bに対し相当の期間内に解除するかどうか確答すべき旨を催告し,その期間内に解除の通知を受けなかったとき,Bは,契約を解除できなくなる。」 |