Brush Up! 権利の変動篇

遺言に関する問題3


被相続人A,相続人B及びC(いずれもAの子)として,Aが遺言をし,又はしようとする場合に関する次の記述のうち,民法の規定及び判例によれば,誤っているものはどれか。(平成12年・問10)

1.「Aは,遺言をもって,第三者Dに遺言執行者の指定を委託することができる。」

2.「Aは,『Aの財産をすべてBに遣贈する。CはBに対して遺留分の減殺請求をしてはならない』旨の遺言をして,CをAの相続から排除することができる。」

3.「Aが,『Aの甲土地をBに相続させる』旨の遺言をした場合で,その後甲土地を第三者Eに売却し,登記を移転したとき,その遺言は撤回されたものとみなされる。」

4.「Aは,『Aの乙建物をCに相続させる』旨の遺言をした場合で,Bの遺留分を害しないとき,これをC単独の所有に帰属させることができる。」


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