Brush Up! 権利の変動篇
不法行為に関する問題1
不法行為に関する次の記述のうち,民法の規定及び判例によれば,正しいものはどれか。
1.「不法行為の被害者は,損害賠償債権を自働債権として,加害者に対する金銭返還債務と相殺することができない。」 |
2.「不法行為に基づく損害賠償債務は,被害者が催告をするまでもなく,その損害の発生のときから遅滞に陥る。」 |
3.「売主及び買主がそれぞれ別の宅地建物取引業者に媒介を依頼し,両業者が共同して媒介を行った場合において,両業者の共同不法行為により買主が損害を受けたときは,買主は,買主が依頼した業者に損害賠償を請求することはできるが,売主が依頼した業者に損害賠償を請求することはできない。」 |
4.「従業者Aが宅地建物取引業者Bの業務を遂行中に,第三者Cに不法行為による損害を与えた場合,Bは,その損害を賠償しなければならないが,Aに対してその求償をすることはできない。」 |