Brush Up! 権利の変動編

占有権の基本問題2 占有訴権


占有訴権に関する次の記述は,民法の規定によれば○か,×か。(昭和60年)

1.「占有者がその占有を奪われたときは,占有回収の訴えにより,その物の返還及び損害賠償を請求することができる。」

2.「占有回収の訴えは,占有を侵奪した者の特定承継人が占有侵奪の事実を知っている場合に限り,当該特定承継人に対して提起することができる。」

3.「占有回収の訴えを提起している場合,同一の事実関係について,所有権に基づく返還請求の訴えを併せて提起することはできない。」
4. 「占有者がその占有を妨害されるおそれがあるときは,占有保全の訴えにより,妨害の予防又は損害賠償の担保を請求することができる。」

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