Brush Up! 権利の変動編

抵当権の基本問題1


次のそれぞれの記述は、民法の規定によれば○か、×か。

1.「抵当権の順位は、利害関係人がいるときはその者の承諾があれば、各抵当権者

の合意によって変更できるが、その変更の登記は、第三者対抗要件であって、変更の

要件とされていない。」

2.「抵当不動産について、所有権または地上権を買い受けた第三者は、抵当権者

の請求した代価を弁済すれば、抵当権はその第三者のために消滅する。」

3.「抵当不動産につき所有権・地上権・永小作権を取得した第三者は、抵当権を

抵当権消滅請求することができる。」

4.「抵当権者が、その抵当権を実行しようとするときは、あらかじめ抵当不動産につき

所有権・地上権・永小作権を取得した第三者に通知する必要がある。

ただし、この問題での抵当権は普通抵当権とする。」

5.「土地およびその上にある建物が同一の者の所有になっているとき、その土地

または建物のみに抵当権を設定したとき、抵当権者は、地上権を設定したものと

みなされる。」


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