Brush Up! 権利の変動編

抵当権の複合問題1


AがBに対する債務の担保のためにA所有の建物に抵当権を設定し、登記も完了した。

この場合、下記のそれぞれの記述は、民法の規定及び判例によれば○か、×か。

1.「Aが通常の利用方法を逸脱して、建物の毀損行為を行う場合、Aの債務の弁済期

が到来していないときでも、Bは、抵当権に基づく妨害排除請求をすることができる。」

2.「抵当権の登記に債務の利息に関する定めがあり、他に後順位抵当権者その他の

利害関係者がいない場合でも、Bは、Aに対し、満期のきた最後の2年分を超える利息

については抵当権を行うことはできない。」

3.「第三者の不法行為により建物が焼失したのでAがその損害賠償金を受領した場合

、Bは、Aの受領した損害賠償金に対して物上代位することができる。」

4.「抵当権の消滅時効の期間は20年であるから、AのBに対する債務の弁済期から

10年が経過し、その債務が消滅しても、Aは、Bに対し抵当権の消滅を主張することが

できない。」


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