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Echo の宅建民法シロートなりの闘い方
このページは、Echoさんの宅建民法の攻略法をまとめました。(メルマガNo.30掲載)

 受験者の皆さん、こんにちは。Echoです。

 3年前は、皆さんと同じ受験者の立場でした。

かつ、宅地建物取引業の実務経験はゼロ、しかも法律知識も全くゼロの状態

の私が、最も手こずる民法分野に関してどのような学習方法を行ったのか

誠にお恥ずかしい限りですがご紹介いたします。

 私が本稿を執筆するにあたった経緯ですが、ある学習者の方から「法学を専

攻としていないEchoさんが、1年後には宅建サイトで問題の解説まで行ってい

る。一体どのような学習をしたのか教えて欲しい」とのお便りを頂いたのが

きっかけです。「掲示板」での他の方のアドバイスや私の「合格体験記」の

記述内容と重複する部分があるかと思いますが、その点はご容赦下さい。

まず、平成12年の試験の権利関係の分野15問のうち、私の得点をご覧下さい。

民 法…………10問中 9問正解

借地借家法…… 2問中 1問正解

区分所有法…… 1問中 1問正解

不動産登記法… 2問中 1問正解

 使用教材に関しては合格体験記に記していますのでここでは割愛させていた

だきます。ただし、私の合格体験記で出てきた教材や図書名をご覧になられ

ても、間違っても“浮気心”を抱かないで下さい。

浮気は受験においても人生においてもリスクが大きすぎます。

◆Echoさんの合格体験記◆ http://tokagekyo.7777.net/goukaku.html

「権利関係」の分野は、正味9カ月の受験勉強の間、力の入れ具合は加減を

したものの、「他の科目の学習のために全く権利関係の学習から離れてい

た」という期間はありませんでした。

例えば「宅地建物取引業法」の基礎学習に80%の時間を割いたとしても、民

法は20%程度の時間であっても必ず復習に充てるというふうにです。

ここでいう「民法の復習」は主として基礎学習時に使用したドリルや過去問

の見直しです。基本書は、本当の初学時は<精読・サブノート作りの資料>

として使用しましたが、学習が進むにつれ辞書代わりに使用することが多

かったです。。

さて、先ほど『「他の科目の学習のために全く権利関係から離れていた」と

いう期間はありませんでした。』と書きましたが、力の入れ加減は概ね次の

ような感じです。

                【権利関係】 【宅建業法】 【制限法令他】

2月(権利関係基礎学習)  100%

3月(権利関係基礎学習)  100%

4月(権利関係基礎学習)  100%

5月(宅建業法基礎学習)    20%      80%

6月(宅建業法基礎学習)    20%      80%

7月(制限法令基礎学習)    10%      10%       80%

8月(制限法例基礎学習)    10%      10%       80%

9月(総合演習)          30%      40%       30%

10月(実戦トレーニング)     30%      40%       30%


★★私の「権利関係」学習法・留意点★★

・第一に「用語の意味」の理解は絶対におろそかにしない。

 “ことば”とは、物事の原理・思想を理解するための根幹であり、ここが

 おろそかであると、法律の正しい理解暗記術ナドではなく)など到底不

 可能であると考えたからです。

基礎、基本の徹底理解(基本書・過去問・予想問題の範囲にとどめる)

 結果的に、本試験では「難問」といわれていた問題でも、基本をしっかり

 と身につけていればさほど難しくは感じられないと思います。

基礎学習期からサブノートを作成した。

 見開きで、左ページは基本書や自由国民社の「口語民法」で理解した内容

 をできるだけ簡潔にまとめた。右ページには、左ページに関連する項目で

 問題演習によって新たに仕入れた知識や補説を書き入れました

問題演習は、使うものを決めて、繰り返し繰り返し(最低4回は解いた)

 →問題集を次々と買っても、かえって不安になるので、範囲を決めてパー

  フェクトな「確実な知識・深い理解」を期しました。

問題を解くときは、「当事者」「第三者」などの登場人物を図や矢印など

 で表して、内容を整理する癖をつけました。

・未知の問題が出題される怖さはありましたが、「その時は自分だけではな

 くてみんなも解けない」と割り切って考え、むやみに手を広げることはあ

 えてしませんでした。その代わり、宅建業法でパーフェクトを狙った方が

 総得点では稼げると考えました。

・学習が進むにつれ、解く問題のレベルはより実戦的になりますが、それで

 も細かい時間を見つけては基礎・基本レベルのドリル(1000本ノックの

 レベルです)の「短時間高速復習」を繰り返しました。これは、学習範囲

 の偏りをなくすためでもあります。私の1000本ノックをおやりになっている方

 は直前まで、ヒマなときに折に触れて解き続けることをお薦めします

 とかく直前期になると、「過去の出題傾向から考えて今年は…」と学習範

 囲を絞り込むことが多いと思います。それ自体批判するつもりはありませ

 ん。受験対策としては当然の考え方であり方法だと思います。が、わずか

 な時間でもざっと全範囲を見直して「視野狭窄症」に陥ることを防ぐこと

 も、同じく重要なことではないかと思います

以上が私の「権利関係」分野の学習法です。というよりは、他の試験科目も

ほぼこれに似たスタイルを貫きました。

私の拙文により、却って焦りを感じられた方やご自身の学習方法に疑問をお

感じになられた方もいらっしゃると思いますが、まずは、ご自身が納得され

ている限りにおいては、今の学習方法を貫いていただきたいと思います。

逆に、不安を感じたものの「時期的に今から間に合うかな?」とお感じにな

られた方は、次の2点は真似をしていただいても損はしないと思います。

1.今一度、用語の定義を正しく理解する。

  今お使いの基本書では用語の意味が今ひとつおわかりになりにくいとき

  には、当サイトの掲示板タウンの「受験生掲示板」にご投稿されれば、諸先輩方

  や他の受験生の方から(時間があれば私も)書き込みがあると思います。

  http://tokagekyo.7777.net/msgpro310/index.html

2.これからの時期は、問題演習の時間をうんと増やし、基本書はその確認

  用として活用する。

  間違えた分だけ頭にキズとなって残ります。間違いをおそれずに問題演

  習とその見直しに多くの時間をかけて下さい。また、書籍をどんどん買

  い増すのではなく、「コレ!」と決めたものをトコトン手垢で真っ黒に

  なるまで繰り返し利用し尽くして下さい。

末筆ながら、皆様のご健闘をお祈り申し上げます。


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