統計問題出題予想データ2012
平成20年 住宅・土地統計調査(総務省)

                      出題歴
 出題年 63年 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
 住宅統計調査の出題
 総住宅数での
 持ち家数の割合
 一世帯あたりの
 住宅数
 全国の住宅数と
 総世帯数
 最低居住水準
 (持家と借家)

 平成20年2月に,平成20年調査の確報結果が発表されました。国土交通白書2012 (平成23年度年次報告) でも掲載されています。

 資料入手先 : 総務省 住宅・土地統計調査 http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2008/10_3.htm 

 【これまでの出題状況】 昭和63年の出題では、昭和58年調査のデータが出題、
                平成7年、11年の出題では、平成5年調査のデータが出題。
                平成13年の出題では、平成10年調査のデータでした。

●住宅・土地統計調査の過去問Archives
【最低居住面積水準】昭和63年・問28・肢3,,

【持家住宅率】平成7年・問34・肢2,,

【一世帯あたりの住宅数】平成11年・問46・肢3

【住宅戸数と総世帯数】平成13年・問48・肢3,,

平成20年の「住宅・土地統計調査」での重要なデータを見ていきます。

●総住宅数は、総世帯数を760万上回る

1 平成20年10月1日現在における我が国の総住宅数は5,759万戸,総世帯数は4,997万世帯となっており、総住宅数が総世帯数を約760万戸、上回る← 平成13年出題

平成20年10月1日現在の全国の住宅数は、一世帯あたり1.15戸← 平成11年出題

(平成15年の調査では、一世帯あたり1.14戸)

   平成5年 平成10年 平成15年 平成20年
 一世帯あたりの住宅戸数  1.11  1.13  1.14  1.15

※一世帯あたりの住宅戸数 ・・・ 昭和33年(0.96),昭和38年(0.97)

2 空家は757万戸で、総住宅数に占める割(空き家率)は13.1%に上昇しました。(定期借家権導入の隠れた理由になっています)

空家率の推移

   昭和53年 昭和58年 昭和63年 平成5年 平成10年 平成15年 平成20年
 空き家率  7.6%  8.6%  9.4%  9.8%  11.5%  12.2%  13.1%

<参考> 空き家率(総住宅数に占める空き家の割合)は,平成10年には初めて1割を超え,11.5%となり,20年には,13.1%と15年に比べ0.9ポイントの上昇となっている。

   昭和43 昭和48 昭和53 昭和58 昭和63
総世帯数
(千)
 25,320  29,651  32,835  35,197  37,812
住宅総数
(千戸)
 25,591  31,059  35,451  38,607  42,007
空家(千戸)   1,034  1,720   2,679   3,302   3,940
一世帯当たり
の住宅戸数
 1.01  1.05  1.08  1.10  1.11

   平成5 平成10 平成15 平成20
総世帯数
(千)
 41,159  44,360  47,255 49,973
住宅総数
(千戸)
 45,879  50,246  53,891 57,586
空家(千戸)   4,476   5,764   6,593 7,568
一世帯当たり
の住宅戸数
 1.11  1.13  1.14  1.15

平成20年調査・専用住宅の1住宅あたりの延べ面積は92.41平方メートルに減少

   昭和48 昭和53 昭和58 昭和63
専用住宅平均  70.18  75.45  81.56  84.95
持ち家  95.58  101.29  107.25  112.08
借家  37.68  39.36  41.72  43.08

   平成5年 平成10年 平成15年 平成20年
専用住宅平均  88.38  89.59  92.49  92.41
持ち家  118.45  119.97  121.67  121.03
借家  44.29  43.78  45.59  45.07

●持ち家住宅率は61.1%に減少

1 住宅を所有の関係別にみると,持ち家3,032万戸で、(居住世帯のある)住宅全体に占める割合(持ち家住宅率)は61.1%、借家は1,777万戸で,住宅全体の35.8%となっている。持ち家住宅率は減少。

2 持ち家住宅率は、以下のように推移しています。← 平成7年出題

持ち家住宅率の推移

   昭和48年 昭和53年 昭和58年 昭和63年
 持家住宅率  59.2%  60.4%  62.4%  61.3%

   平成5年 平成10年 平成15年 平成20年
 持家住宅率  59.8%  60.3%  61.2% 61.1%

●参考● 平成20年調査での住宅の所有の関係別割合

    持家 民営借家
公営借家 再生機構・公社
の借家
給与住宅
 割合  61.1%  26.9%  4.2%  1.9%  2.8%

●最低居住面積水準

平成20年調査での最低居住面積水準← 昭和63年出題

 最低居住面積水準以上の世帯の割合は,90.3%となっている。

 住宅の所有の関係別にみると,借家における最低居住面積水準以上の世帯の割合は82.6%で,持ち家の99.3%に比べ,16.7ポイント下回っている。

    最低居住水準を満たしている
 主世帯  90.3 %
 持家  99.3 %
 借家  82.6 %
過去問● 次の記述は正しいか。(平成13年)

 住宅・土地統計調査(総務省)によるとそ全国の住宅戸数は、総世帯数よりも少ない。

【解答】×総世帯数4,997万戸<住宅総数5,759万戸

       これは、平成20年度年次報告の国土交通白書にも掲載。

●予想問題例●次の記述は正しいか。

1 住宅統計調査によれば、全国の住宅数は平成20年に一世帯あたり1.15戸となり

初めて、住宅数が総世帯数を上回った

2 住宅統計調査によれば、総住宅数に占める持ち家数の割合は、平成15年は

61.1%になり、前回調査より増加した

【解答】2つとも×。数字そのものは正しくても、赤字の部分が誤り。

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