宅建過去問
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 埋立地・干拓地など     

●埋立地・干拓地・水面との高低差が小さい土地の過去問Archives
【埋立地】昭和53年・肢3

【干拓地】昭和61年・問1・肢4平成6年・問1・肢3

【水面との高低差が小さい土地】平成元年・問1・肢1

【埋立地】昭和53年・肢3

住宅地として,最も不適当な土地は,次のうちどれか。(昭和53年)

3.「信用のできる業者によって開発された埋立地上の宅地」

【正解:適当

◆埋立地

 信用のできる業者というのがクセモノです。ここでは安全面での施工措置(造成工事や地盤の安定)が十分とられているということを言い換えたものと考えておきましょう。

 埋立地では,地震時の液状化,地盤沈下,洪水,高潮,津波などが起きやすいので,その辺の対策は十分しておく必要があります。

【干拓地】昭和61年・問1・肢4

4.「干拓地は,一般に海抜数メートルの高さの比高を持ち洪水や地震に対する安全度が比較的高く,地盤も良好である場合が多い。」

【正解:×

◆干拓地

 干拓地は,一般に海面以下であることが多い(ゼロメートル地帯)ので,<洪水や地震に対する安全度が比較的高い>とはいえません。また,もともと水があったところですから,地盤も軟弱で排水も悪いうえに,不等沈下を起こしやすく,地震の時には液状化を起こしやすい土地です。

 したがって,本肢は誤りです。

干拓地とは

 干拓とは,浅い湖沼や遠浅の海を堤防で仕切って,排水して陸地を造成することをいいます。干拓によって造成された土地のことを干拓地といいます。従来は水田として利用することが多かったのですが,瀬戸内海沿岸では塩田として利用されることがありました。近年では,商工業地や住宅地として利用されることもあります。

⇒ 京都府・巨椋池干拓地三重県・木曽岬干拓地(PDF)

【干拓地】平成6年・問1・肢3

次の記述のうち,宅地を選定するに当たって最も適当なものは,どれか。(平成6年・問1)

3.「干拓地」

【正解:不適当

干拓地

 干拓地は,地盤も軟弱で排水も悪いうえに,不等沈下を起こしやすく,地震の時には液状化を起こしやすい土地です。

 したがって,宅地に適しているとはいえません。

干拓地を宅地として利用する場合は,地盤改良で盛土などをするため,地盤沈下が起こりやすいといわれています。

【水面との高低差が小さい土地】平成元年・問1・肢1

1.「地表がほとんど平坦で,近くの河,湖,海などの水面との高低差がきわめて小さく,古い集落や街道がないような地形は,軟弱地盤であることが多い。」

【正解:

◆水面との高低差が低い土地

 近くの河,湖,海などの水面との高低差がきわめて小さいということは水害の恐れがあると容易に想像できますが,そのうえに古い集落や街道がないということは,建物の敷地には適していない軟弱地盤であることが考えられます。

〔河川近傍の低平地で盛土のある古い家屋−洪水の予測〕平成14年・問49・肢3

3.「河川近傍の低平地で盛土を施した古い家屋が周辺に多いのは,洪水常習地帯である可能性が高い。」

【正解:

◆河川近傍の低平地

 河川近傍の低平地では,水害の可能性がありますが,周辺の古い家屋が盛土を施しているならば,洪水がよくあるので盛土をしているのだと考えていいでしょう。

●後背低地(後背湿地)の出題
昭和60年・問1・肢3昭和61年・問1・肢2,〔自然堤防に囲まれた低地〕平成7年・問1・肢3,〔自然堤防の背後に広がる低平地,盛土の沈下〕平成12年・問49・肢4

〔河川近傍の低平地で盛土のある古い家屋−洪水の予測〕平成14年・問49・肢3


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